国土交通省四国地方整備局の2025年度予算配分のうち、香川県内には直轄に124億3700万円、補助・交付金に365億5000万円を充て、前年度とほぼ同額の489億8700万円を投入する。直轄では国道11号の大内白鳥バイパスや豊中観音寺拡幅など継続事業に配分、補助では一の谷川と本津川の大規模特定河川事業や中讃流域下水道の基幹施設耐震化の新規着手に充てた。
直轄の配分額を見ると、道路事業には国道11号大内白鳥バイパスに17億6200万円で橋梁工事や改良工事など、国道11号豊中観音寺拡幅には11億8000万円で改良工事や電線共同溝工事を進める。国道11号の本山橋橋梁架け替えには3億0200万円、国道32号の戸川視距改良には2億9200万円を充てる。
河川事業では、土器川改修に6億0200万円で土器・飯野地区の引堤や、飯野上流地区堤防拡幅に向けた用地取得、炭所地区河道掘削への用地取得を進める。
港湾・空港事業では、高松港朝日地区の水深7・5b岸壁整備に3億9300万円、備讃瀬戸航路の埋没浚渫に7億9000万円、高松空港の滑走路端安全区域整備に7億7400万円を配分する。
補助事業では、新規で観音寺市の一の谷川大規模特定河川事業に1億1000万円で護岸工事や橋梁架け替え、高松市の本津川大規模特定河川事業に1億5800万円で河道掘削や橋梁架け替え、香川県流域下水道基幹施設耐震化事業には2億0700万円で大束川と金倉川の浄化センターや下水道管路の耐震化を進める。
継続では円座香南線の香南工区に13億円を充て、橋梁工事などを推進する考えだ。
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建通新聞社