伊東市は、新図書館新築工事の制限付き一般競争入札を5月中に公告する。6月の入札を予定している。
伊東図書館(音無町5ノ14)が抱える開架・学習スペースや駐車場不足などの課題を解消しつつ、より高度な図書館サービスやICTの活用を通じた新たなサービスの提供が可能な新図書館の建設を目指す。2023年度に建築工事の入札を行ったが、昨今の建材の高騰などさまざまな要因から不調となり再設計を行った。
再設計については、当初予定の敷地面積(4012・29平方b)や施設(鉄骨一部鉄筋コンクリート造5階建て)に変更はないが、延べ床面積は7087平方bから5704平方bに縮小。内訳は、施設屋内面積が3887・91平方b、1階屋内駐車場が1491・79平方b、軒下・広場などが324・71平方b。また、駐車台数は110台から約90台、収容冊数は30万1000冊から約25万冊に変更した。
建設費用についても従来計画では、37億円としていたが、新たに概算費用として本体建築工事(家具設置工事も含む)に42億円、本体外設備・備品家具・カーテン・書籍・ICT導入経費に3・9億円を見込む。
工事着手時期が10月1日、完了時期が28年1月末となる見込み。約28カ月の工期を想定する。
マル・アーキテクチャ(東京都台東区)が設計を担当した。
同市の25年度当初予算に、新図書館建設事業の建築本体工事費の拡充分として2億1463万円を追加している。
提供:建通新聞社