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　八潮市は北部拠点まちづくり推進地区の開発に向け、３月31日に三菱商事都市開発とパートナー協定を締結した。地区におけるまちづくりの目標となる「生活環境と教育環境に配慮した産業拠点形成」を実現させるためるための協定。今後は地区全体のあり方を示す整備計画を策定した後、個別開発事業計画の作成を経て整備に取り掛かる見通しだ。
　市は八條地内の約44haを「北部拠点まちづくり推進地区」に位置付けている。地区内では外環八潮パーキングエリアやスマートインターチェンジ整備、道の駅建設などの事業が動いており、その一環として地区内の産業拠点形成を図る。今回の協定締結に伴い、今後は市と三菱商事都市開発で連携して地区内のまちづくりを推進する格好だ。
　相互連携・協力事項は▽民間活力を活用したまちづくり▽地域の核となる産業拠点の形成▽地元住民の生活満足度の向上などに寄与する地域貢献▽地域課題および周辺環境に対する配慮あるまちづくり▽その他協議の上で決定した事項――。
　地区開発基本方針によれば、産業拠点は流通業務やモノづくり施設、商業施設などを念頭に置いていた。産業誘導ゾーンのうち、主な用途が田畑かつ視野関係機関の事業計画地となる見込みがないエリアを中心に開発する意向を示している。

提供：埼玉建設新聞