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滋賀産業新聞
2025/04/11

【滋賀】高島市 マキノ地域小学校の新築

 高島市学事施設課は、現在、既存するマキノ東小学校、マキノ西小学校、マキノ南小学校を1校に統合し、新しく「マキノ小学校(仮称)」として、マキノ中学校の隣接地(マキノ町蛭口601)に校舎を新設。マキノ地域小学校新築工事実施設計として、近く指名競争入札で発注する。
 期間は、11ヵ月間を見込んでおり、25年度内完了を目指す。工事は、28年4月開校を目指して取り掛かっていく。
 各中学校区の再編と方向性として、対象となる3小学校の統合に向けては、交流学習の充実を図り、統合後は小中一貫教育校としての教育推進を図っていく。
 同課では、3小学校とも1学年の児童数が一桁の学年が多くなり、今後、複式学級を編制せざるを得ない状況が続くことを想定。27年度からは、マキノ東こども園とマキノ西こども園が統合され「マキノこども園」が開園される計画が既に示されている。
 また、建設用地となるマキノ中学校に隣接するマキノ学校給食センターは、学校給食センターの集約化に伴って解体され、新しく建設される小学校の建設用地が確保できる。それに伴って、マキノ中学校区内のこれまでの再編の経過や今後の児童数の推移を勘案し、地域からもマキノ学区の小学校はひとつにすべきという意見が挙がっていることから、対象地域における小学校は1校が適当であると判断し、3小学校の再編を進めている。
 同市では、全国的に少子化が進むなか、同市においても児童生徒数は減少傾向にあり、小中学校の小規模化が深刻な課題となっている。そのなかで、学校の活力や教育効果において、様々な課題が生じることから、児童生徒にとってよりよい教育環境を整える必要があり、今後も少子化と学校の小規模化が進むことが予想されるなか、児童生徒にとって望ましい教育環境を整備していくため、小中学校再編基本方針(案)を作成。現在、その高島市小中学校再編基本方針(案)を進めていく考え。
 現在、それに伴って、新しく建設されるマキノ小学校(仮称)の校名を30日まで募集している。

提供:滋賀産業新聞