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　新潟市は、鳥屋野潟南部開発計画の住居・交流拡大ゾーン開発にあわせて地区内を横断する都市計画道路「鳥屋野潟南部東西線」の拡幅を計画している。
　２０２５年度当初予算には用地費を含む事業費５億８８００万円のほか、２６年度から２７年度を期限とする債務負担行為で限度額１０億２０００万円を設定した。債務負担を含め３カ年で１６億８００万円を投入する計画。
　鳥屋野潟南部地区では区画整理事業として、２８年４月までに計９棟（延べ５万５０４３平方メートル）の物販棟と非物販集客棟の新築が計画。これにより、道路交通量が現在の１日当たり１万台弱から１万５０００―２万台に増えると予測されているため、現道幅員１２メートル３車線（歩道なし）から幅員２８メートル４車線（両側歩道）に拡幅して渋滞緩和を図る。拡幅の対象区間は７５０メートル。
　市では本組合設立を目指す鳥屋野潟南部土地区画整理組合設立準備会（伊藤明憲会長）と拡幅整備に向けた基本協定を締結済み。今後、本組合設立後に市と施工協定を締結し、本組合が地盤改良工事を発注する。夏ごろの着工が予定される。
　なお、対象区間は軟弱地盤となっているため、２７年度までの３カ年で地盤改良を推進する。
　拡幅に係る設計はエヌシーイーが担当。