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　青森県統合新病院開設準備室は、青森県と青森市の共同経営・統合新病院の整備に向け、サウンディングを実施する。申込書は今月21日17時まで、青森県病院局運営部（総合政策部統合新病院開設準備室）に提出（電子メールに限る）する。
　申込条件は、許可病床４００床以上の病院の新築設計または建築一式工事の実績を有する者で、建築士事務所登録または建設業許可を受けている者。
　民間企業から事業参入への意向などを聞き取り、今後発注する設計および工事条件の設定等につなげる目的で実施する。サウンディングの詳細については、現在発注している「統合新病院新築基本設計コンストラクション・マネジメント業務」の受注者決定後に公表する。
　県立中央病院と市民病院の両病院は、ともに築後35年以上が経過して修繕費用が増加している。耐震基準は満たしているものの免震構造ではないほか、医療従事者不足や機能の役割などを見直すため、統合新病院の整備を計画。
　整備場所は、青森市浜田豊田１２３の６、１３４の５、浜田３の２の１地内の敷地面積約８万８０００平方�b（▽県営スケート場（約４万３０００平方�b）▽浜田中央公園（約３万平方�b）▽サンドーム（約１万５０００平方�b））。
　新築する施設概要は、病院棟が９階程度（免震構造）延べ約７万２６００平方�b、緊急医療施設２階程度（免震または耐震構造）同約１０００平方�b（病院棟と渡り廊下で接続）、院内保育所１階程度（耐震構造）同約６００平方�b、来院者用立体駐車場（病院棟と渡り廊下で接続）、職員用立体駐車場（公用車駐車スペース含む）、ヘリポート・格納庫（職員用立体駐車場の屋上部に設置し、病院棟と渡り廊下で接続）。
　整備スケジュールは、10月〜２０２６年９月まで基本設計を作成し、同年10月〜28年３月の実施設計、同年４月〜32年６月の建設工事、同年10月の新病院開院を予定している。
　ことし３月に策定した「共同経営・統合新病院に係る基本計画」では、実施設計以降の発注方式について、設計施工分離、実施設計ＤＢ（設計施工一括）、基本設計ＤＢ（設計施工一括）、ＥＣＩ、ＰＦＩなどを想定。本年度に発注する基本設計の中で検討するとしている。

　提供：建設新聞社