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　多治見市、瑞浪市、土岐市の３市は、広域ごみ焼却施設の建設候補地として、瑞浪市クリーンセンター（日吉町）、土岐市環境センター（泉町久尻）、多治見市高田町地内の３カ所を選定した。２０２５年度末までに候補地を１カ所に絞る予定だ。
　候補地は、平場で２�f以上を確保できることなどを条件とした。瑞浪市クリーンセンター、または土岐市環境センターが建設地になった場合、既存の施設を取り壊し、更地に新しい焼却施設を整備する。既存の焼却施設のため、各種規制はクリアしているとして候補に選定した。
　多治見市高田町地内を建設地とした場合、高田テクノパーク東側の山林を削り、必要な面積だけ造成工事を行う。３�f以上の平場が確保できる他、工業団地と隣接しており、電気や排熱を有効活用できる可能性がある。
　今後は、３市の市長などで構成する協議会が、候補地を１カ所に絞り込んでいく。また、候補地や運営、維持管理などについて検討する「東濃西部広域ごみ焼却施設整備等審議会」の設置に向け、３市それぞれが６月議会に審議会の規約や設置条例を提案する。協議会で絞った候補地について審議会に諮り、25年度末までに基本構想の策定と用地選定を目指す。
　長期的なスケジュールとして、建設工事の発注手続きは30〜31年度に行い、建設工事は32〜33年度に着手。遅くとも37年度までに稼働を開始したい考えだ。

提供：建通新聞社