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秋田建設工業新聞社
2025/04/14

【秋田】今年度から三種消防署の建替地を協議/長寿命化計画、6月に八峰消防署改修設計

 能代山本広域市町村圏組合は、消防庁舎の長寿命化として建て替えを計画している三種消防署に関し、今年度から消防庁舎建設検討委員会で建設地の協議を進める。検討委の第1回は昨年度に実施しており、第2回は年度内早期の開催を目指す。なお、8年度には八峰消防署の改修を予定しており、当初予算で実施設計費163万7,000円を確保。5月末または6月上旬に指名し、6月中の契約を目指す。今年度はこのほか、未実施庁舎を対象に耐震診断も実施する。

 事業は、5年12月に策定した消防庁舎適正配置・長寿命化計画に基づき、各庁舎の建替や廃止、改修を行うもの。三種消防署(三種町川尻字東大堤下23−1)は13年度に建て替えを予定しており、建設地や規模などについて検討する消防庁舎建設検討委員会を昨年、立ち上げた。組合を構成する市町村職員、消防本部長らが委員となり、第1回では今後の予定などを確認。今年度から建設地について協議していく。

 同消防署は昭和46年に建設された鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積734u。地盤沈下があるほか老朽化が著しく、梁や床スラブに鉄筋の露出などが確認されている。基本設計は令和11年度、実施設計は12年度に委託する予定。

 このほか、昭和47年に建設された二ツ井消防署(能代市二ツ井町字中坪41−4)も建て替えを計画しており、基本設計を令和14年度、実施設計を15年度に委託する方針。

 そのほかの庁舎については、西消防出張所(能代市浜通町53−9)を8年3月末で廃止。能代消防署(整備室、訓練塔含む、能代市緑町2−22)、東能代出張所(能代市字一本木37−2)、向能代出張所(能代市向能代字上野越83−2)、藤里分署(藤里町粕毛字家の下9−2)、上岩川分署(三種町上岩川字小又口9−2)、八峰消防署(八峰町峰浜目名潟字下谷地152−3)は順次、長寿命化に向けた実施設計と改修を行う。8年度に改修する八峰消防署では外構、屋根防水などを予定、今年度の実施設計で詳細を詰める。

 また、東能代出張所、向能代出張所、藤里分署は今年度に耐震診断を行い、耐震化が必要となった場合は、長寿命化改修の前に耐震化工事を実施する。

提供:秋田建設工業新聞社