日本工業経済新聞社(群馬)
2025/04/14
【群馬】前橋市が4中学校でトイレ大規模改造工事
前橋市は木瀬中学校(小屋原町1811−1)、南橘中学校(荒牧町975)、第一中学校(南町1−20−5)、第三中学校(平和町2−13−24)で、トイレ大規模改造工事を実施する。夏休みを中心とした工事期間で考えており、5月をめどに一般競争入札を公告する予定。事業費は3月補正予算で中学校校舎等大規模改修事業4億9120万7000円を増額しており、一部を充てる。概算工事費は学校ごとに異なるものの、実施設計着手時点で建築、設備の合算で各校6000万円規模を見込んでいた。
工事内容は4校とも基本的に統一しており、給排水管、衛生器具、電灯・換気設備、トイレブースの更新、床、天井・内装などの改修を予定している。木瀬中に関しては、普通教室棟を対象に過年度に大規模改造を行ったものの、未対応となっている部分の和式便器洋式化やトイレブース改造を行う。
工期については、木瀬中が約7カ月、木瀬中以外の3校は5カ月程度をそれぞれ想定している。
木瀬中の対象はRC造3階建て、延べ床面積2471uの普通教室棟とRC造4階建て、延べ床面積1250uの管理特別教室棟で、1979年と80年に建築された。管理特別教室棟の2階の職員用は対象外としており、82uが改修面積となっている。
南橘中ではRC造4階建て、延べ床面積2517u、74年建築の特別・普通教室棟で実施する。改修の対象となっているのは2〜4階部分で、面積については90・8uとしている。
第一中の対象はRC造3階建て、延べ床面積1094u、82年建築の普通教室棟で、対象面積は101u。
第三中の対象はRC造4階建て、延べ床面積2867u、64年建築の特別・普通教室棟。面積90uが対象となっている。
設計は、木瀬中が田中設計(前橋市)、南橘中は須田建築計画工房(前橋市)、第一中と第三中については、かなで建築設計(前橋市)が2024年度に担当してまとめた。
なお、24年度に設計を行った笂井小(笂井町1160)と芳賀中(鳥取町796)に関しては25年度の工事予定はないことから26年度以降に施工を行う見通しとなっている。