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日刊建設タイムズ社
2025/04/15

【千葉】29年4月開校目指す/東の原地区に義務教育学校/土地所有者と合意形成/印西市

 印西市は、原小学校と西の原中学校の過大規模校対策として検討を進めている「(仮称)東の原義務教育学校」の建設候補地としていた、東の原1―1624―15ほかの「国道464号沿線エリア」の取得について、3月末に土地所有者と詳細条件を含め合意した。2029年4月の開校を目指し、事業を進める。
 建設地の「国道464号沿線エリア」は、コンビニエンスストア「セブンイレブン印西東の原店」の西側にある。敷地面積は約5万5000u。24年8月から土地所有者と交渉を開始し、12月末に基本的条件面について、3月末には詳細条件を含め合意を得た。
 学区については、東の原1〜3丁目を設定する予定。
 第2建設候補地として「東の原公園」を挙げていたが、市民からの意見を踏まえ、候補から外すこととした。
 14日に「(仮称)東の原義務教育学校現況測量業務委託」の指名競争入札手続きを開始した。開札日は28日。予定価格は440万円。委託期間は7月31日まで。
 原小学校は、原3―5に所在。敷地面積は2万5191u。23年度児童数等推計によると、23年度の児童数は1185人で、29年度には495人増の1680人となる。また、教室数は36教室から14室増の50教室になる見通し。
 主な建物は▽校舎=RC造2階建て、延べ床面積6859・83u、1995年度完成▽体育館=S造2階建て、延べ床面積1361・95u、95年度完成▽プール付属室倉庫=RC造平屋建て、床面積163・4u、95年度完成▽増築校舎1=軽量S造平屋建て、床面積541・08u、2018年度完成▽増築校舎2=S造2階建て、延べ床面積1650・29u、21年度完成。
 当面の児童数増加に対応するため、賃貸借契約による第3期増築校舎の整備を3月15日に完了した。設置場所は原小学校の校庭。増築校舎は、S造3階建て、建築面積1414u、延べ床面積3739u、高さ約18m。施工者は大和リース。
 西の原中学校は、西の原1―3に所在。敷地面積は3万1573・02u。
 主な建物は▽校舎@=RC造3階建て、延べ床面積4354・28u、1993年度完成▽体育館=RC造平屋建て、床面積1863・43u、93年度完成▽校舎A=RC造平屋建て、床面積739・05u、2003年度完成▽増築校舎=S造2階建て、延べ床面積1266・84u、19年度完成。
 23年度に公表した第2次学校適正規模・適正配置基本方針では、23年度から32年度にかけて生徒数が804人から1468人に増加すると推計。教室数の不足が見込まれる27年度に向けて、当面の生徒数増加に対応するため、現プール敷地において校舎の増築を計画している。増築工事設計業務は、相和技術研究所が9月30日まで請け負っている。times