富山県建設業協会がまとめた会員受注調査結果によると、2024年度上半期(令和6年4〜9月)における土木・建築の元請受注高総計は、前年同期と比べて65億円(11%)増の654億円となった。
同協会が会員に実施した受注調査を基にまとめたもの。それによると、公共・民間別では、公共が339億円で29億円(9%)の増、民間は314億円で36億円(13%)の増。
県内の地区別受注状況は、東部地区が公共で16%減、民間5%増となり、地区合計で6%減。西部地区は公共が53%増、民間が25%増となり、地区合計は41%増。県内合計は620億円で10%増となった。
また、県外は公共が19%増、民間が27%増で推移し、計25%増の33億円だった。
一方、第2四半期(7〜9月)分を見ると、県外受注を含む土木・建築の元請受注高総計は334億円で、前年同期と比べ68億円(2%)増で推移している。内訳は、公共が194億円で17億円(8%)の減、民間は140億円で24億円(21%)の増。
地区別の受注状況では、東部地区が公共で49億円(36%)減、民間で24億円(40%)増となり、地区合計では25億円(13)減となった。
西部地区は公共が31億円の増で43%増、民間が5億円の増で12%増となっており、地区合計では36億円(32%)増となっている。
この結果、県内合計では、12億円(4%)増と前年同期を上回る結果となった。
土木・建築別を見ると、土木の元請受注高総計は186億円で、前年同期比40億円(27%)の増。内訳は、公共が162億円で36億円(28%)の増、民間が24億円で4億円(19%)の増となっている。
建築の元請受注高総計は148億円であり、昨年同期比33億円(18%)の減となった。内訳は、公共が32億円で53億円(62%)減、民間が116億円で20億円(21%)増で推移した。
詳細は表を参照。