全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　加茂市は、ＤＢ方式での整備を計画する「（仮称）子育て・健康づくり拠点複合施設」について、５月上旬にも実施方針を公表する。
　基本計画案によると、規模は２階建て延べ２８００平方メートル程度を想定。老朽化が進む既存の母子健康センター、乳幼児あそびの広場、機能訓練センター、ゆきつばき荘（老人福祉センター）に加え、市では未整備となっている「保健センター」の機能を集約、拡充した施設とする。建設地は市役所周辺の市有地内で、加茂市文化会館前の緑地などが候補となっているもようだ。
　スケジュールとしては、６月中に事業者選定プロポーザルの公告を実施、１０月中旬ごろにプレゼンテーションを行い優先交渉権者を特定、基本協定を結び、市議会１２月定例会で承認を得たい考え。その後、２０２７年度まで設計・建設工事、２８年度に既存施設解体工事を行い、２９年度に余剰地活用事業を開始する。
　事業方式については、早期提供が可能、民間事業者のノウハウによるコストダウン、品質向上などの観点からＤＢ方式を採用。各現行施設解体後の跡地には民間収益施設などを導入し、余剰地の有効活用を図る。概算事業費は１６億３０００万円で、内訳は設計・工事監理費が１億５００万円、工事費が１４億１２００万円、既存施設解体工事費が１億１３００万円。