高知市は、南海トラフ地震などの大規模災害時に被害を抑えるため、斎場式場棟改修工事を実施する。建築一式、電気設備工事、機械設備工事の一般競争入札をそれぞれ5月に公告する予定。
式場棟の規模は、鉄筋コンクリート造平屋870平方b。大規模災害時の揺れや経年劣化により式場ホールの天井や壁の石張りが落下する恐れがあるため撤去し改修する。中式場、大式場の天井や壁、祭壇床、建具の他、倉庫の建具、控室の天井や壁、建具を改修する。その他、男女トイレ便器の洋式化や中庭前ガラスフィルム張りの他、電動排煙窓などの建具も改修する。機械室やごみ処理室の建具改修の他、総合案内板などのサイン改修などを計画している。
電気工事は天井や壁に設置している照明や火災報知器、コンセントなどの更新。機械設備工事は、エアコンや換気扇、トイレ洋式化に伴う便器の更新などを想定している。工期は約8カ月。
所在地は幸崎75。建築設計は山口英治建築設計事務所(高知市)、設備設計は進設備設計事務所(高知市)が担当した。
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建通新聞社