トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(埼玉)
2025/04/16

【埼玉】八潮市 2カ年継続費7.7億円で新庁舎周辺整備

 八潮市は新庁舎の周辺環境を整備するため、当初予算で「新庁舎北側外構工事費」として2カ年継続費7億7600万円を編成した。来庁者用駐車場やバスロータリー、中央広場などを整備する計画。建築と電気の2工種に分けて、それぞれ7〜9月に一般競争入札を公告する予定だ。設計は富士測地八潮支店(八潮市、電話048−998−0557)が手掛けた。
 24年1月に新庁舎が開庁したことから、現在は庁舎周辺の環境整備を推進中だ。25年度当初予算では、新庁舎北側に位置する敷地(旧庁舎解体跡地)へ駐車場などを整備するための工事費を編成している。
 すでに旧庁舎の解体工事は発注済み。本年度末までに工事を終える見通しで、完工後に「新庁舎北側外構工事」へ入る流れとなる。
 旧庁舎跡地には100台以上の規模を持つ来庁者用駐車場を整備する計画。さらに新庁舎と隣接する形でバスロータリーを導入する。現在のバス停が新庁舎周辺に分散しているため、1カ所に集約することで利用者の利便性向上を図る。
 また利用者が快適に滞在できる中央広場を設けた後、新庁舎西側に隣接する市道2033号線を歩行者専用道路として舗装再整備する。
 2カ年継続費の内訳は25年度に3億1040万円、26年度が4億6560万円。別途で施工監理業務委託費2552万円を25〜26年度の債務負担行為に設定している。
 新庁舎の周辺環境整備に当たっては、今回の庁舎北側外構工事だけでなく、庁舎周辺道路の再整備計画もある。新庁舎東側と北側に面する水路や歩道、市道などを改修する。
 すでに東側の工事は発注済み。25年度は北側の工事へ取り掛かる。当初予算で工事費8967万円を確保しており、7月以降に一般競争入札を公告する見通し。
 そのほか、新庁舎と隣接する八潮中央公園の再整備も進行中だ。25年度内に実施設計をまとめ、26〜27年度にかけて施工する。「次世代に受け継ぐ屋敷林」をコンセプトに据えて、既存樹木を生かした再整備を行う。
 公園と隣接する八潮メセナや、新庁舎北側外構工事で整備する中央広場と合わせて、一体的に活用できる公園を設ける。

提供:埼玉建設新聞