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秋田建設工業新聞社
2025/04/22

【秋田】能代市、「こどもまんなかエリア」の基本計画策定/支援業務を5月16日に開札

 能代市子育て支援課は、「こどもまんなかエリア」と、中核施設となる交流施設(こどもの遊び場)整備について、基本計画策定支援を公告した。開札は5月16日。整備地は能代河畔公園内。こどもの遊び場整備基本方針を踏まえ、参考となる先進事例の把握、導入規模・施設規模の検討などを行う。同公園は米代川沿いにあり約10.5haと広く、子ども館や総合体育館など様々な施設があるため、交流施設の建設地も検討していく。

 「こどもまんなかエリア」の整備は、市民との意見交換や各種ニーズ調査などで要望が多かったため、6年度から整備について検討を開始。関係課長によるこども・子育て交流施設整備推進庁内会議や子育て分科会を経て、同年度に基本方針を取りまとめた。

 事業の基本コンセプトは、「こどもをまんなかに、遊びを通してみんなが繋がり育ち合う“こどもまんなかエリア”の創出」としている。◇こどもの健やかな成長を促す遊びの環境づくり ◇保護者が安心して子育てができる環境づくり ◇地域の多様な世代が関わる子育て環境づくり―という3つの視点を取り入れ、エリアの中核施設として交流施設を整備する。

 施設の機能には遊びの空間に加え、子育て支援に関する相談等を行う行政機能や、保護者同士が交流できる空間などを設ける方針。

 委託する業務では、アンケートやヒアリングによるニーズ把握、導入機能・設備や施設規模・配置の検討などを行い、供用開始までの事業スケジュールなどを取りまとめる。

 近隣の三種町の子育て交流施設「みっしゅ」には能代市からの利用者がおり、能代山本地域のより良い子育て環境を創出するためにも、エリアの整備には同市独自の特徴が求められる。そのため施設に必要な機能については、ニーズ調査を踏まえて子育て家庭を取り巻く現状や課題を整理し、他自治体における同種の施設との比較を行って差別化を図れるよう検討する。

提供:秋田建設工業新聞社