七尾市は、市営小丸山住宅(津向町)跡地で建設する災害公営住宅(復興公営住宅)ついて、5月末までに実施設計を完了させ、工事発注の準備に移行する方針だ。工事は制限付き一般競争入札方式で第2四半期の発注を予定している。
公営住宅は小丸山小に隣接する小丸山住宅(プレキャストコンクリート造2階建て、4棟)を解体した跡地に整備される。RC造の2階建て、3階建てを2棟建てる計画で、延べ床面積は計1022平方メートル。それぞれ10戸と4戸を収容する。2026年6月上旬の入居開始を目指す。解体を含む実施設計は金沢計画研究所(金沢市)が担当。
小丸山住宅の解体工事は今月18日に公告済みで、5月9日に開札が行われる。工期は9月12日までとなっている。
このほか市は、旧田鶴浜保育園に12戸、旧中島中跡地に26戸、中島地区コミュニティセンター熊木分館に10戸、能登島定住促進住宅駐車場に10戸の復興公営住宅の建設を予定している。27年9月ごろの完成を見込む。
今年度当初予算には、小丸山の復興公営住宅建設のほか、他地区の敷地測量などの関連事業費として計7億4808万円が計上されている。