九州地方整備局大隅河川国道事務所は、2025年度予算概要を明らかにした。前年度比3%(3億4200万円)減の96億3100万円を計上。このうち、日南・志布志道路に38億円を充て、前川橋や中尾橋、内堀1号橋の上部工を発注するほか、国道220号の牛根境防災では詳細設計等を進める。
東九州自動車道関連では日南・志布志道路で、前川橋の上部工形式がPC3径間連続ラーメン箱桁橋(216m)、中尾橋はPC3径間連続ラーメン箱桁橋(182m)、内堀1号橋はPCTラーメン箱桁橋(115m)。また、上部工設置のほか中尾橋下部工等を進め、油津・夏井道路(14億5000万円)は改良を継続する。
国道220号牛根境防災(4億4000万円)は、1号橋の詳細設計を3件に分け委託。上部工形式は、3件とも鋼多径間連続箱桁橋で履行期間はそれぞれ26年2月27日まで。
古江バイパス(5億8600万円)は道路改良を継続して年度内供用を図る。
肝属川河川改修(5億3100万円)は鹿屋市街部洪水対策で、河道掘削(7600m3)や中福良地区のシラス堤強化対策(440m)等を実施。
桜島火山砂防(10億6900万円)は砂防設備の改築を進め、砂防管理(13億3800万円)では野尻川と黒神川で除石工と砂防設備の修繕を行う。