草津市は、東矢倉で計画している「矢倉まちづくりセンター新設整備事業」について、7月頃の工事発注を予定している。
発注方式は、一般競争入札を想定し、工期は約10ヵ月程度を予定。工事費は、約2億0676万円程度を見込んでいる。新センターの建設場所は矢倉2丁目で、S造2階建、延630平方b程度の施設建設を行う考えだ。
既存センターは、東矢倉2丁目13―他の敷地1598平方b内に、S造2階建、延471平方bの施設がある。地域が豊かになる各種学びの場として、住民が主体的に取り組むまちづくりの活動拠点として活用されていたが、敷地が狭隘かつ不整形であることから過年度に施設のあり方を検討。結果、総合的に新地での整備が最良との判断から建設場所を矢倉2丁目に選定した。なお、既存施設の解体は他の優先度の高い事案と調整しながら実施していく方針。
市は、人口減少や高齢化率のピークは全国的な傾向と比べると、遅れて到来すると想定しており、限られた資源の中で今後益々多様化する市民ニーズに対応し、誰もが安心して住み続けることができる地域をつくるためには、中長期的な視点を持って、住民と行政機関などとの協働の取組みを進めていくことが大切との考えを過年度にまとめた。協働の取組み推進のためには拠点整備が必須との考えから、「自分たちのまちは自分たちでつくる」という理念のもと、16年(平成28年)6月に草津市立地域まちづくりセンター条例を公布。17年(平成29年)から市内にある市民センター・公民館を「地域まちづくりセンター」と名称変更しスタートさせた。各センターでは、市政情報および地域情報の発信や住民によるまちづくり活動、生涯学習の場としての役割を引き継ぎながら、より地域の想いに沿った、住民が主役のまちづくりの拠点として地域から多用されている。
提供:滋賀産業新聞