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建通新聞社(中部)
2025/04/24

【愛知】野村不動産 延べ13万u超の物流施設整備

 野村不動産都市開発第二事業本部開発部(東京都新宿区西新宿1ノ26ノ2)は、延べ13万平方b超のマルチテナント型物流施設「Landport東海大府U」の新築を、3月中旬から進めている。開発地の隣地では、同社による大型物流施設の開発も進む。これらの施設の整備により、国内だけでなく海外も視野に入れた、広域配送拠点の確立を狙う。
 新築の規模は、プレキャスト・プレストレストコンクリート(PCaPC)造4階建て延べ13万3102平方b。免震構造を採用し、最大9テナントの入居を見込む。トラックバースは10d車用156台分を設置。3階までアクセス可能なスロープも設ける。敷地面積は6万2426平方b、建築面積は3万6472平方b。
 施設内には、2カ所に従業員向けのカフェテリアを設置。カフェテリア内には無人コンビニエンスストアの設置も検討しているという。また、屋根部分には太陽光発電設備を整備する。
 建設地は大府市共和町児子廻間4ノ10。野村不動産が整備中の「Landport東海大府」から、市道を挟んだ隣地に新築する。
 同社は3月に、矢作建設工業(名古屋市東区)から建設地を取得。一帯の土地に関しては、高規格道路や港に近い点、洪水・高潮といったハザードマップにかかっていない点などを評価した。物流施設の整備後は、日用品や食品だけでなく自動車関連のニーズも取り込み、国内需要だけでなく「輸入出の拠点として利用可能」だとしている。
 工事名は「Landport東海大府U新築工事」。完了は2027年3月末を予定。
 設計・監理は矢作建設工業と東畑建築事務所(東京都港区)による設計共同企業体、施工は矢作建設工業が担当している。


提供:建通新聞社