雄勝地域振興局建設部は、県道大曲大森羽後線・新町工区(羽後町新町)のバイパス築造・現道拡幅に関し、道路詳細設計と、区間内に架設する2橋のうち1橋(〔仮称〕新町1号橋、L11.7m想定)の詳細設計をそれぞれ公告、5月21日に開札する。今年度は点群測量や地質調査も進めている。8年度以降はもう1橋(〔仮称〕新町2号橋、L25.1m想定)の詳細設計を委託するほか、用地調査や用地補償などにも着手する。
計画は、現道が全幅約5mと狭隘で視距不良区間もあることから、現道の東側に延長1,100m、全幅8.5m(車道W6m)のバイパスを築造し、擦り付け部延長300m(現道)を拡幅するもの。高寺川と新町川を横断するため、高寺川に(仮称)新町1号橋(L11.7m、下部工:逆T式橋台、上部工:PCプレテンションホロー桁橋想定)、新町川に(仮称)新町2号橋(仮称、L25.1m想定)を架設する。このほか、現道との交差部2カ所に交差点も新設する。総事業費は現時点で約15億円、事業期間は15年度までを見込んでいる。
5年度から事業に着手しており、道路概略設計(大日本ダイヤコンサルタント)、予備設計(東邦技術)、事業効果検証(同)などを実施済み。また、昨年度末には点群測量3件(羽後測量設計事務所、柴田工事調査、栗駒企画コンサルタント)、地質調査(加賀伊ボーリング)を委託しており、11月末の履行期限で進めている。
今回、委託する道路詳細設計では、起点部と終点部に新設する現道との交差点2カ所の予備・詳細設計もまとめる。橋梁詳細設計では新町1号橋(仮称)の構造などを詰める。いずれも履行期限は8年3月25日。
8年度以降は新町2号橋(仮称)の詳細設計のほか、用地調査、用地補償などを委託する見通し。
提供/秋田建設工業新聞