一般社団法人福井県測量設計業協会(中西誠一郎会長)の第103回通常総会は23日開かれ、2024年度の事業報告・決算、および25年度の事業計画・予算(報告)を慎重審議し、すべて原案通り了承した。福井市大手3丁目のザ・グランユアーズフクイで。
冒頭、中西会長が挨拶。米トランプ政権の一方的な関税政策など、政治・経済情勢の厳しさを指摘。その上で、「少子高齢化が一段と進行し、担い手不足が深刻化。若い人に魅力のある、夢をもって働くことができる測量設計業に転換へ。新技術やデジタル化による生産性の向上や、働き方改革、担い手の確保・育成に業界が一丸となり取り組む必要性がある。来年には協会も60周年を迎え、発展の年としたい」と強調し、協力を呼びかけた。
24年度は、全測連・地区協議会定例会等に出席。6月3日の測量の日関連で啓蒙小学校で地図教室を開催。九頭竜川水系総合水防演習に参加。県建設DX推進連絡協議会に参加。県域道路啓開計画策定ワーキンググループに参加などした。
25年度は総務・企画、広報、技術、経済、独禁法遵守特別、60周年記念事業実行委員会の各委員会と、建コン部会において事業拡充を図る。
事業方針は、会員の社会の変化に対応した企業経営に資するための技術の研さん、経営基盤の強化に努め、健全な発展と、さらなる社会的地位の向上を目指すとしている。
【事業方針】
■技術および会員資質の向上
■社会の変化に対応する諸事業の実施
■一般社団法人として産官学連携事業の推進
■倫理要綱の遵守と相互連帯意識の高揚
【委員会の主要事業】
◆広報委員会 「測量の日」関連事業など
◆技術委員会 土木研修会等、測量設計技術の向上に向けた研修・技術交流会の企画運営など
◆経済委員会 各発注機関に対する要望・提言・意見交換など
◆独禁法遵守特別委員会 独禁法遵守、コンプライアンス推進など