横浜市都市整備局は、横浜駅周辺地区のまちづくりの指針となる「エキサイトよこはま22」の更新に向けた検討を具体化する。検討業務の委託先を決めるため、公募型プロポーザル方式の手続きを4月25日に開始した。5月8日まで参加意向申出書を、同月30日まで提案書の提出を受け付ける。駅を中心とした街の再編方針と将来像、開発を促進するための対応策などを練り、改定案を作成する。
現行計画は2009年に策定。約15年が経過して横浜駅周辺の再開発が進み、社会環境の変化に伴い計画を見直す必要性が生じている。
計画の更新に当たり、土地利用の方策や民間開発と連携した公共施設の整備、環境分野の取り組み対策などを具体化する必要があるため、今回のプロポで提案を求める。
例えば、土地利用に関しては、駅を中心とした「センターゾーン」や「南幸地区」「北幸地区」「鶴屋町地区」といった対象地域ごとに、誘導すべき機能や用途、ボリュームを整理する。
また、地下街と駅前広場、周辺の建築物が一体となった公共空間を確保するため、コンセプトやイメージをまとめたい考え。この他、脱炭素やヒートアイランドなどに対する取り組みも計画に反映させる方針だ。
プロポには、競争入札参加有資格者名簿(設計・測量等)のうち種目「建設コンサルタント等の業務」の細目「建設コンサルタント・都市計画・まちづくり」に登録のある事業者から、単体または3者以内のJVで参加してもらう。事業所の所在地は問わない。
ヒアリングを経て6月20日に特定結果を通知する予定。履行期限は26年3月31日。
概算業務価格の上限は税込み3500万円。
提供:建通新聞社