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建通新聞社
2025/04/28

【大阪】府 泉佐野市内で府営住宅2団地建替へ

 大阪府都市整備部住宅建築局は、泉佐野市内にある府営住宅の泉佐野鶴原第1住宅と泉佐野新安松住宅で建て替え事業を計画、それぞれの第1期工事に向けた実施設計を本年度に着手する。いずれも、2027年度にも工事を発注する計画だ。
 泉佐野新安松住宅は、ZEH―M Oriented水準の住宅とし、現在の中層耐火4階建て15棟396戸を鉄筋コンクリート造7〜10階建て4棟328戸に建て替える。
 住戸の面積は約35〜71平方b、タイプは1DK〜4DKと、車いす常用者世帯向け住宅として1DK〜3DKを設ける。建設地は泉佐野市新安松3丁目地内。用途地域は第一種中高層住居専用地域。建ぺい率60%、容積率200%。敷地面積約2・94fのうち、約2・45fを住宅敷地、約0・49fを活用地などとする。基本設計は三弘建築事務所(兵庫県西宮市)が担当。
 実施設計は25〜27年度にかけて行い、建て替え工事の第1期は27年度に発注する予定。45年度の事業完了を目指す。
 全体事業費は約85億6000万円。このうち、本体工事費、付帯施設整備費、撤去工事費を含む工事費は79億6000万円となる。

■鶴原第1住宅は6棟386戸に建て替え

 泉佐野鶴原第1住宅は、中層耐火5階建て13棟450戸を鉄筋コンクリート造6階建て4棟、10階建て2棟での総戸数386戸に建て替える。
 計画では、A棟99戸、B棟99戸、C1棟41戸、C2棟41戸、D棟53戸、E棟53戸の6棟となる。
 住戸の面積は約35〜71平方b、タイプは1DK〜4DKと、車いす常用者世帯向け住宅として1DK〜3DKを設ける。建設地は泉佐野市鶴原地内。用途地域は第一種中高層住居専用地域。建ぺい率60%、容積率200%。敷地面積約3・19fのうち、約2・37fを住宅敷地、約0・82fを活用地などとする。基本設計は汎設計(大阪市中央区)が担当した。
 第1期工事は、25〜26年度に実施設計を行い、27年度にも工事を発注する。事業は41年度の完成を目指す。
 全体事業費は約96億9000万円。このうち、本体工事費、付帯施設整備費、撤去工事費を含む工事費に91億2000万円を充てる。
 躯体・設備などの老朽化が進むとともに、バリアフリー化を図るため、建て替えによる更新を実施する。2団地については、事業の早期段階で民活手法の導入に資する活用地が生み出されないなどの理由により、民活手法は導入しないこととする。

提供:建通新聞社