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　加茂市は２４日、市役所周辺での整備を計画する「（仮称）加茂市子育て・健康づくり拠点複合施設整備事業」について、実施方針および要求水準書（案）を公表した。事業方式はＤＢＯ方式とし、６月中旬に公募型プロポーザルを公告する。
　対象は設計、建設、維持管理、民間提案事業実施企業（民間提案事業を提案する場合のみ）から成るグループとする。主な資格をみると、設計・工事監理企業は１級建築士事務所登録など。建設企業は、単体またはＪＶ代表が建築の格付けがＡまたは総合評定値１０００点以上など。維持管理企業は市入札参加資格名簿に登載など。いずれも２０１５年度以降に延べ２０００平方メートル以上の公共施設などにおける同種業務の元請け実績（維持管理企業は２年以上の維持管理実績）を有する必要がある。なお、特別目的会社（ＳＰＣ）の設立も可能とする。
　要求水準書によると、場所は加茂市役所周辺（敷地面積約３万平方メートル）、施設は延べ２８００平方メートル程度。▽保健・健康管理▽子育て拠点▽市民交流▽行政事務・相談支援−の各機能を持たせる。民間提案事業（任意）については施設内エリアを活用するか、同施設への機能集約に伴い解体となる機能訓練センター、母子健康センター、老人福祉センターゆきつばき荘跡地の約２４５０平方メートルの範囲内で整備する。
　予定では７月上旬に直接対話、９月下旬まで企画提案書を受け付け、１０月中旬にプレゼンテーションおよび審査を行い、下旬に優先交渉権者を選定する。その後は１１月上旬に基本協定締結、下旬に仮契約を行い、１２月中旬に市議会の議決を経て正式契約を締結する。