盛岡市財政部は25日付で、盛岡市立厨川小学校校舎改修及び厨川児童センター複合化工事を建築主体、電気設備、機械設備の3件に分けて公告した。既存校舎の長寿命化を図るとともに、厨川児童センターを校内に設置するもの。児童センターについては、内部の用途変更とともに、増築を実施する。3件ともに5月30日の開札を予定している。
厨川小の現校舎は、1967―72年にかけて建設された。鉄筋コンクリート造5棟、鉄骨造2棟、木造1棟の大小8棟の校舎がある。階数は1―3階建てで、8棟合わせた延べ床面積は6158平方bとなっている。そのうち2010年に3棟、15年に3棟について、耐震補強工事を実施している。
今回の工事では、建築後80年使用できる校舎とするために実施される改修工事と、校舎内への児童センター設置と一部増築などを実施する。また将来の児童推移をもとに、余剰となる校舎の解体を実施する。
具体的には、校舎改修の対象部分の延べ床面積は6195・71平方b(鉄筋コンクリート造3階建て・鉄骨造3階建て・鉄骨造平屋建て、木造平屋建て)。そのうち児童センターの用途変更分は258・99平方bが見込まれている。さらに児童センターについては、木造平屋建て255・45平方bの増築を実施する。
既存校舎の解体については、延べ床面積824・36平方b(鉄筋コンクリート造2階建て、鉄骨造平屋建て)が見込まれている。実施設計は久慈設計が担当した。
施工形態は、建築主体が建築甲Aによる2者JV、電気設備は電気甲Aによる2者JVまたは単者、機械設備は管工事甲Aによる2者JVまたは単者となっている。JVの場合は、代表者と構成員に分けて条件が設定されている。
JVの入札参加資格の提出は5月27日正午まで。同月29日午前9時から午後3時までの間に入札書と工事費内訳書を提出すること。単者の場合は、同月29日午前9時から午後3時までの間に参加資格確認申請書と入札書、工事費内訳書を提出すること。
工期は建築主体が1310日間、電気設備と機械設備が1094日間となっている。
提供:日刊岩手建設工業新聞