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日本工業経済新聞社(埼玉)
2025/04/25

【埼玉】さいたま市 セントラルパークの供用目標は30年度に

 さいたま市は「緑の核」と位置付けるさいたまセントラルパーク整備構想で、2030年度の供用開始を目標に掲げている。次期整備地区約12・2haのうち、部分的な供用とする可能性も視野に入れているもよう。その場合は段階的に設計、工事を進める必要があり、用地取得状況(24年度末で約34%)を踏まえつつ方向性の検討に入る。
 25年度は用地取得を進める1年にする。予算は約24億1343万円を確保している。用地取得は22年度の測量・物件調査を経て、23年度に着手した経緯がある。
 パーク整備は、先行して自治医大さいたま医療センター(大宮区天沼町)隣接地に07年に開設した合併記念見沼公園とつなげる格好で計画。両地区が一体となり、「見沼の保全・活用・創造を先導する」公園、そして同市を代表する公園にする。
 導入機能としては、野鳥の生息に配慮した見沼の池、約3・6haのオープンスペースを確保する交流広場を考えている。パークプロムナード(園路)は緊急対応用として10〜12mの広幅員に設定する。
 このほか見沼田圃の歴史・文化を継承する「学習水田」や、多目的広場(緊急時は臨時駐車場)、展望広場(築山)を整備する。
 パークの規模は先行整備地区、合併記念見沼公園約3・9haと、今回整備する約12・2haの合計約16・1ha。このほか、将来的には南側の展開候補地区約49haの整備構想もある。

提供:埼玉建設新聞