金沢市議会総務常任委員会(麦田徹委員長)が30日、改組後初めて開かれ、市側は旧菓子文化会館等再整備と、旧新竪町小学校跡地整備に向け、両基本構想検討懇話会の設置を報告し、それぞれ5月下旬頃に初会議が開催される。
市では、旧菓子文化会館と泉鏡花記念館の一体的な再整備に向けた基本構想を策定するため、懇話会の委員には宮下智裕金沢工業大学建築学部教授、西本耕喜金沢美術工芸大学デザイン科准教授、山田正雄尾張町商店街振興組合理事長、外山郁生味噌蔵地区町会連合会長、東利裕金沢文化振興財団理事長、深谷圭美金沢市観光協会・CMOらを委嘱。第1回会議で両館の現状と課題などを示して意見を交わす。
旧新竪町小跡地においては、大学サテライト機能を備えた交流拠点施設の整備を計画。懇話会委員は丸谷耕太金沢大学融合研究域融合科学系准教授、片桐由希子金沢工業大学工学部准教授、山本修大学コンソーシアム石川事務局長、橘泰至協働をすすめる市民会議委員、仁志出憲聖ガクトラボ代表取締役、甚田和幸新竪町地区町会連合会長、鶴見あゆみ新竪町公民館副館長らが務める。第1回会議の議題は同跡地の現状と課題など。
また、若い世代の代表として未来へつなぐ金沢行動会議からも両懇話会に委員1人(未決定)が参加。会議は年度内に計3回程度、それぞれ開き、構想案を取りまとめる。