阿賀野市は、岡山町4−35「阿賀野市学校屋内プール設計業務委託」について、最優秀提案者として、堤建築設計事務所を特定した。
公募型プロポーザル方式で選定していたもので、同社のほか4社が参加し、次点はタキザワ設計だった。
提案内容は「学校屋内プール整備の工事計画」「円滑な水泳授業の実施」の2テーマ。受入予定の小学校は水原小(児童約480人)、A校(同約340人)、B校(同約140人)、C校(同約120人)。
子どもの教育環境の向上と、効率的な施設運営の両立を図るため、老朽化した各小学校の自校プールを統合し、新たに天候に左右されない全天候型の校外拠点型プールを整備するもの。対象施設は水原小学校の屋外プールおよび隣接する屋外倉庫の解体をはじめ、周辺の屋外遊具の移設と新設する屋内プール。敷地面積は約3100平方メートル、平屋建ての場合は1500平方メートル程度、大プール25メートル×15メートル、小プール15メートル×10メートルを要求。また、温水設備および空調設備を完備する。履行期間が5月1日から2026年3月31日まで。解体や移設費を含む概算工事費に7億3600万円(税込)を見込み、工事は26年8月から27年5月までの10カ月程度を予定。
京ヶ瀬小と笹岡小の2校は安田B&G海洋センターを利用しているほか、5校(神山小、安野小、水原小、堀越小、保田小)は各校で授業が行われている。将来的には同センターと新設される全天候型プールの2施設となる。屋内プールは県立学校5校(開閉式含む)にあり、過去には市町村が運営・管理する小学校専用の施設もあったが撤去されていることから現在では県内初めて。
加藤博幸市長は「将来にわたって安定したプール授業を確保したい。中心部という位置を考えて水原小に新設する」としている。