東北地方整備局湯沢河川国道事務所は、今年度から事業化した国道13号・横手北道路の整備(現道拡幅・一部バイパス築造)に関し、地質調査と測量をそれぞれ今月中に公告する。地質調査は計画区間全域(L約5,900m)で実施。測量は起点側(横手市八幡)から延長約2,000mを対象に行う予定。設計や残りの測量などは8年度以降に委託する。
事業区間は、県道大曲横手線と国道13号の交点(横手市八幡)を起点、県道金沢吉田柳田線と国道13号の交点(美郷町金沢)を終点とする延長約5,900m。起点から生活協同組合コープあきた共同購入県南センター(横手市金沢中野上矢来沢)付近までは現道を拡幅し、終点までの区間は現道の西側にバイパスを築造する。合わせて、現道拡幅区間に架かる5橋(L20m、L20m、L110m、L30m、L10m)の改良や、バイパス築造部での2橋新設(L10m、L10m)も想定している。概算総事業費は300億円。
現道は石町交差点(横手市八幡)や安本入口交差点(横手市杉目街道下)などで渋滞が発生。冬期は堆雪で幅員が狭くなり、車両のすれ違いや歩道での歩行が困難になっていることから、現道拡幅・一部バイパス化を行う。
令和2年度から計画段階評価を行い、4年度に現道拡幅(一部バイパス)案が妥当と判断。昨年度の新規事業採択時評価を経て、採択された。
今年度は区間全域の地質調査や一部の測量を実施し、8年度以降に設計などを委託する。着工時期は現時点で未定。
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秋田建設工業新聞社