横浜市脱炭素・GREEN×EXPO推進局は、旧上瀬谷通信施設地区に整備する新しい公園について、計画素案の作成に着手する。これに伴う業務委託先を決める公募型プロポーザルの手続きを5月2日に開始した。参加意向申出書を5月15日まで、提案書を6月6日まで受け付ける。6月下旬に結果を通知する予定。市民意見を反映して、GREEN×EXPO2027開催後の計画策定を目指す。
旧上瀬谷通信施設地区で開催するGREEN×EXPO2027(国際園芸博覧会)の跡地を活用して市が公園を整備する。
「環境」と「防災」をテーマに、博覧会で整備した建物などをできるだけ利用する方針。また、市で初めてとなる広域防災拠点としての機能も持たせる。
計画素案では、博覧会の理念や市の地震防災戦略(3月改定)などに基づいて、公園のテーマ・コンセプトを具体化するための考え方や施設配置、必要な取り組みなどを整理する。
公園整備に向けてはこれまでに、管理棟となるパークセンター2棟の施工者が決定。広域防災拠点に関しては、現地指令施設や備蓄庫などを新築する。平常時に公園として利用するエリアにヘリポートやベースキャンプといった機能を備えることも視野に入れている。
これらを踏まえた公園全体の平面プランをまとめ、年度ごとの整備スケジュールと事業費、整備・管理運営の手法を精査。部分開園や暫定利用を見据えた事業計画として素案に盛り込む。
また、計画策定には市民参加のプロセスを重視してニーズを反映したい考え。この方法についても、素案をまとめる中で検討する。
プロポーザルの概算業務価格の上限は税込み約5000万円と見積もっている。履行期限は26年3月31日。
公園面積は瀬谷区瀬谷町7449ノ5地先の約65f。
提供:建通新聞社