神奈川県企業庁は、給水装置工事の申請を電子化するため、(仮称)給水装置工事オンラインシステムの開発に着手する。2025年度内に開発を担当する事業者と契約を結んでシステムの設計に入り、27年度下半期の稼働を目指す。営業所の窓口で受け付けていた給水装置工事の申請や決済、承認などの一連の手続きをオンラインに移行する。
具体的なシステムの内容は固まっていないが、営業所に出向いて紙面で提出する必要があった申請書や設計図、その他の書類はオンライン上で提出できるようになる。施主または事業者に郵送している納入通知書は、オンライン決済の導入も想定する。給水装置工事サポートシステムで受け付けている完成検査の申し込みなども同システムに組み込む。
営業所で受け付けていた事前相談は、オンライン予約を可能にするとともに、職員と画面上で会話できるようにするなど利便性の向上を図る。
この他、指定給水装置工事事業者の新規の申請、5年ごとの更新の手続きについても同様にオンライン化を予定する。
本年度に開発を担当する事業者と契約を結び、27年度下半期の稼働を目指す。一括してオンラインに移行するが、引き続き窓口への申し込みにも対応する方針だ。
提供:建通新聞社