25年度は詳細設計や用地購入・補償など
幅員をW19mまで拡幅
松本市は、都市計画道路「博労町栄町線」の整備に向け、道路等詳細設計や用地購入・補償などを2025年度に進める。
同路線は、相澤病院の西側にあり、県道兎川寺鎌田線・平田新橋線交差点から本庄交差点までの延長L約180m。現況の幅員がW約6mのため、本庄交差点側からの一方通行となっている。整備では、幅員をW19mまで拡幅し、車道の対面通行化を図るほか、両側には歩道(3.5m)と自転車レーン(1.5m)を設ける。
予定スケジュールは、用地交渉が23〜26年度、工事期間が26〜28年度としている。用地取得の進ちょくや工事状況に左右されるため、供用開始時期は「未定」。
市25年度当初予算では、事業費3億0600万円を計上。総事業費は16億0400万円を試算している。
事業は、都市計画道路「小池平田線」の整備に合わせ、中心市街地南部の幹線道として通過交通を分散させるとともに、歩行者や自転車が安全に通行できる空間を確保することが狙い。また、県道兎川寺鎌田線から相澤病院方面へのアクセスが容易になり、救援・避難活動の機能強化にもつながる。
提供:新建新聞社