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秋田建設工業新聞社
2025/05/07

【秋田】積水ハウスのグループが7.1億円で落札/にかほ市の若者支援住宅

 にかほ市総合政策課は、若者支援住宅整備事業の落札業者として、積水ハウス東北シャーメゾン支店を代表者とするグループ(グループ名:にかほテラス)を決定した。構成員は森建設工業、朝日レジデンシャル。入札参加者は積水ハウスのグループのみで、落札額は7億1,201万5,012円(税込)、総合評価点は1,000点満点中585点だった。6月市議会定例会または臨時議会で契約議案が承認された後、着工する。

 総合評価は技術評価点700点、価格評価点300点の計1,000点満点で評価され、同グループは技術評価点285点、価格評価点300点、計585点となった。契約承認後、設計・施工を8年3月まで進め、同年4月から28年3月末までの20年間で維持管理・運営を行う。
 事業は、現在の住宅支援策ではカバーしきれていない、少人数世帯の若者の定住化の足掛かりとなる魅力ある住宅を整備するもの。基本方針には◇若者の多様なニーズを的確にとらえた魅力ある住宅の整備 ◇若者が安心・安全、快適に暮らせる住環境の創出 ◇環境にやさしい住宅の整備―を掲げている。

 建設地は平沢字中谷地、白幡森の18,753uの敷地。敷地を住宅敷地1・2と道路区域1・2・3に分割しており、今回、落札した工事は住宅敷地1で行う。道路区域1・2は同市建設課が整備を進めており、住宅敷地2と道路区域3の着工時期は、今後の入居状況や需要などを踏まえて検討する。

 昨年12月の公告時に公表した要求水準書によると、建設する住宅施設は単独世帯向け住戸(16戸〔各約40u〕)、少人数世帯向け住戸(4戸〔各約55u〕)で構成。このほか付帯施設として、各戸2u程度の屋外物置(計40u以上)、各24台の駐車場・駐輪場、植栽・通路など外構、ごみ集積場なども整備する。詳細については設計で詰める。

 なお、事業に関連して上下水道課が若者支援住宅の下水道整備も実施する。延長110mの管渠新設、マンホール3基と公共桝1基の設置を8月または9月に指名、約6カ月の工期で進める。

提供:秋田建設工業新聞社