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　金沢市は、都市計画道路「泉野々市線」（市施工区間／米泉町６丁目〜押野２丁目間）の整備事業において、今年度から北陸鉄道石川線と立体交差する橋梁の新設工事（Ａ１下部工）や、道路築造工事（押野その１）に取り掛かるなど、早期の供用開始に向けて各種工事を本格化していく。
　泉野々市線は国道１５７号から中環状道路（小立野古府線）を結び、国道８号に至る放射幹線道路。このうち、西泉４丁目から押野２丁目間の総延長１３０５メートルが未整備区間であり、市は押野方面、石川県は西泉方面の施工をそれぞれ担う。
　市施工区間は延長６６０メートル（うち一般部３３０メートル、鉄道立体交差部〈高架橋形式〉３３０メートル）、幅員は一般部１６メートル、鉄道立体交差部３４・６メートル。石川線と立体交差する跨線橋は６径間で、米泉町６丁目側がＡ１橋台、押野２丁目側がＡ２橋台、橋脚は全５基（Ｐ１〜Ｐ５）。鉄道車両はＰ２橋脚とＰ３橋脚の間を走る。
　総事業は現時点で約５９億円を見込む。
　発注案件は次のとおり（工事名、場所、概要、期間、種別、発注時期、方法の順）。
▽泉野々市線橋梁新設工事（Ａ１下部工）　米泉町６丁目地内　逆Ｔ式橋台１基、場所打ち杭工１０本　２１０日間　土木　第１四半期　一般
▽同線道路築造工事（押野その１）　押野１丁目地内　道路築造工８５メートル（幅員８・５メートル）　２１０日間　土木　第２四半期　一般（※下水道管移設及び配水管布設工事と合冊）