京都市が団地再生事業に基づき進める住棟の集約等により、計8団地で合計6万4710uの「将来活用地」が生まれる見通し。
市は養正、錦林、三条・岡崎、壬生東・壬生の市営住宅団地について、令和3年3月に団地再生計画(住棟建替え方針)を策定。同計画に基づき、養正団地では約1万5200u、錦林団地では約1万0120u、三条団地では約5600u、岡崎団地では約3000u、壬生東団地では約6000u、壬生団地では約2000uの将来活用地が生まれる見通し。
また楽只団地では約1万3490u、崇仁団地においては約9300uの将来活用地が生まれる見通しとなっている。
このうち錦林団地の団地再生計画によると、既存団地K1棟の東側隣接地に市営住宅を再配置する。現在、新K2棟及び新K3棟(仮称)の建設工事が進む。
団地再生事業で生じる跡地「活用予定エリア」(将来活用地)は1〜5の5つのエリアを予定する。
新K2棟及び新K3棟建設地東側に位置する活用予定エリア1は面積約580u。なお活用予定エリア1の南側には高岸南公園を移設する。
現在の高岸南公園周辺の既存団地11棟・12棟・13棟・20棟・21棟・22棟を除却し、また高岸南公園の移設により生まれるのが活用予定エリア2で面積約5460u。
既存団地17棟を除却して生まれる活用予定エリア3は面積約570u。
既存団地18棟・19棟を除却して生まれる活用予定エリア4は面積約2560u。
錦林保育園東側に位置する左京東部いきいき市民活動センターを除却して生まれる活用予定エリア5は面積約950u。
団地再生計画では、既存団地の住棟等は令和8〜9年度に除却する予定。その後、令和9〜10年度に錦林浴場跡地に公園(高岸南公園+高岸北公園の不足分)を移設。更新棟(新K2棟及び新K3棟建設地)南側の東西道路の歩行空間の整備等を行い、鹿ケ谷通沿いに店舗(既存2店舗の移転先)を整備、除却した跡地(活用予定エリア)の事業者公募を見込む。