プロロジス(東京都千代田区丸の内2ノ7ノ3)は、東海太田川駅西土地区画整理事業の産業物流地区にマルチテナント型物流施設2棟を整備する。1期事業として9月に「プロロジスパーク東海1」を着工する予定で、完成は2027年5月を見込む。
施設規模は、鉄骨造の4階建て延べ約16万4000平方b。ダブルランプウェイを採用し、1フロアは最大で約1万坪となっており、小区画分割に対応する。施工者は現段階では非公表。
2期事業の「プロロジスパーク東海2」は、東海1と同じ構造で4階建て延べ約6万4000平方b。1階と3階にトラックバースを設ける他、カスタマーの要望に応じて特殊仕様対応のBTS施設としても開発可能となっている。東海2の設計と工事スケジュールは未定。
東海1の駐車場は520台。トラックバースは各階に設置する計画。東海2のトラックバースは未定。総事業費は22年9月時点で430億円と公表した。
建設地は、西知多道路に新設される大田インターチェンジ(仮称)に隣接し、名鉄太田川駅にも近く、名古屋市内や名古屋港、中部国際空港などへのアクセスが良好。同社担当者は、「敷地内に東海市と土地区画整理組合らと連携して、地域に開放する広場や展望ラウンジなどを設け、地域のまちづくりに寄与するとともに成長する物流拠点を目指す」と話す。
提供:建通新聞社