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　商工中金静岡支店は、ハル・インダストリ（静岡市駿河区西脇２９６ノ１、松浦令一代表）に対し、サステナブル経営に必要な資金として１億円を融資した。同融資は、中小企業の「社会的価値」「働き手の幸せ」「経済的価値」を総合的・持続的に高めていくことを目的とした伴奏支援型融資であるＰＩＦ（ポジティブ・インパクト・ファイナンス）を適用している。
　ハル・インダストリは、樹木の持つ消臭機能に着目して開発した植物由来の消臭剤を製造・販売している。消臭剤の原液には、松・杉・ヒノキといった10種類以上の樹木から抽出された消臭成分が独自に配合され、スプレー・ミストなど、さまざまな形態に加工して製品化している。
　今回同社は、健康や安全性・住居・大気に対するポジティブ・インパクト創出に加え、人材育成・雇用体制の充実を図るため、サステナビリティに関する重要業績評価指標を設定。環境経営を通じて、経営の持続可能性を高め、経済的・社会的価値の向上や働き手の幸せを目指すとしている。
　商工中金は、中小企業のサステナブル経営の取り組みをサポートしている。

提供：建通新聞社