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滋賀産業新聞
2025/05/12

【滋賀】米原市 碇高溝顔戸線の未整備区間整備

 米原市は、市内の安心安全な道づくりを進める米原市道路網整備計画2024に基づき、市道碇高溝顔戸線の宇賀野地先の未整備区間について25年度当初予算に整備効果の検討に取り組むための業務委託料1900万円を措置。25年度第2四半期をメドに制限付一般競争入札を発注公告しコンサルタント業務を委託し交通量調査や道路整備効果の検討を行い、26年度半ばをメドにまとめる。調査の結果、「整備効果が高い」などの結論が出れば整備を行うための予備設計や測量、用地取得、詳細設計から整備工事などが順次進められる見通しだが、現時点では未定。
 25年度当初予算には、米原市道路網整備計画2024に基づき道路整備を実施するほか、集落内の里道を適切に管理するため自治会に補助を行うとして道路新設改良費に総額3億0506万円を措置。このうち1900万円を市道碇高溝顔戸線の整備効果検討業務委託料、8500万円を市道顔戸八田羽織線の工事費(L440b)、4900万円を市道板戸市場線の工事費(L140b)、3600万円を高溝道路整備工事費(W5b×L110b)、3800万円を市道宮田米原東口線工事費(歩道整備L240b)、370万円を里道事業補助金(5自治会)、県営事業負担金―などにそれぞれ計上している。予算に基づき市道碇高溝顔戸線の整備効果検討業務が第2・四半期にも発注され、宇賀野地先の交通量の調査や、道路整備効果の検討を行う業務をコンサル委託し18ヵ月間でまとめる。
 米原市が20年10月まとめた米原市都市計画道路見直し方針によると、米原市で指定されている26路線の都市計画道路は大部分が昭和40年代後半までに決定され、計画総延長は45・35qで、概成済を含む整備率は82・89%で未整備延長は7・76q。
 このうち市道碇高溝顔戸線は78年に県決定、00年に最終変更された都市計画道路で幅員12bで計画延長1180bのうち、改良済延長380b(32・2%)と概成済延長760b(64・41%)を合わせ計1140bで96・61%が整備済で、40bが未整備。
 見直しでは26路線のうち国直轄道路整備プロジェクトや整備状況、米原市道路整備アクションプログラム記載などの抽出フローを通して、市道碇高溝顔戸線を含めた11路線を見直し対象路線に選出。見直し対象路線については未整備路線と概成済路線に分け、所定フローに従い「存続」「変更」「廃止」を評価した。
 評価の結果、市道碇高溝顔戸線は「存続検討」対象路線とし、路線延長約40b、幅員幅員12b(2車線)の未整備区間について、米原市道路整備計画2019において短期計画に位置付けられ、市街化区域内の幹線道路であり、市街地形成に資する必要な道路であることから「存続」としている。

提供:滋賀産業新聞