香川県は、県立高校の在り方を示す計画である「魅力あふれる県立高校推進ビジョン」の中間見直しを実施する。見直し後の同ビジョンの公表時期は未定だが、本年度も複数回の協議会を開き方向性を詰める。これに伴い、改築工事に向けて基本計画を策定していた多度津高校改築事業の実施時期を延期し、事業内容を再検討する。
「魅力あふれる県立高校推進ビジョン」は、2020年3月に策定された。21〜30年を事業期間としている。25年度に中間見直しを行う計画で、当初は部分的な見直しが見込まれていた。
しかし、少子化、外国人生徒の増加、教職員の人手不足、通信制高校などへの進学先の多様化といった社会情勢の変化に伴い、昨年度から協議会を開催。県立高校の役割や存在意義、教育の在り方などを根本から議論し、ビジョンの修正を行う。
多度津高校の主な施設と延べ床面積は、管理教室が4476平方b、設備棟が1302平方b、屋内運動場が928平方b、電子棟が1089平方b、武道場が402平方b。所在地は多度津町栄町1ノ1ノ82。
基本計画策定業務は真鍋令建築設計事務所(丸亀市)が担当した。
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建通新聞社