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　国土交通省四国地方整備局は２０２５年度、土佐清水海上保安署と宿毛海上保安署の移転新築に着手する。両施設の工事は建築主体と電気設備、機械設備に分離し、建築主体の一般競争入札を７月ごろ、電気設備と機械設備の一般競争入札を９月ごろに公告する。
　両施設の発注規模は、建築主体がＢ、Ｃ等級対象で２億円以上３億４０００万円未満、電気設備が１億４０００万円以上２億３０００万円未満、機械設備が６０００万円以上１億４０００万円未満となる。２カ年の工事で、25年度は庁舎の基礎工事を実施する。
　土佐清水海上保安署の規模は鉄筋コンクリート造２階建て延べ８７８平方�b。土佐清水市清水ケ丘の清水中学校北側の敷地に建設する。宿毛海上保安署の規模は同造２階建て延べ８９０平方�b。宿毛市希望ケ丘の宿毛市役所向かい側に建設する。両施設の設計は都市環境設計（大阪市浪速区）が担当した。
　土佐清水海上保安署、宿毛海上保安署とも、現施設の老朽化が進み、南海トラフ地震発生時に津波浸水の恐れがある。災害時の応急対策活動に支障を来すことから、浸水被害を受けない高台に移転新築する。

提供：建通新聞社