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秋田建設工業新聞社
2025/05/12

【秋田】二ツ井町庁舎改修、照明も今月中に公告/空調を協立JVが6.1億円で落札

 能代市二ツ井地域局総務企画課は、二ツ井町庁舎の大規模改修のうち、空気調和設備改修を9日に開札。協立・山二施設・児玉水道特定建設工事JVが6億1,518万円で落札した。契約議案を6月議会(6月3日〜23日)に上程し、本契約する(工期8年7月31日)。共に進める照明設備改修(LED化)は、議決案件にならないため、今月27日の公告を予定している。

 事業は、平成6年の供用開始から使用している各設備の老朽化に対応するため、長寿命化に向けた改修を行うもの。同庁舎は鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積4,794.31u。4年度に実施した基礎調査(アトリエあすか)で躯体に著しい劣化が見られなかったことから昨年度、空気調和設備やエレベーター、放送設備といった庁舎設備や車庫を対象とした実施設計を設計チーム木協同組合でまとめている。

 今年度に行う空気調和設備の改修では、空調機器、空調配管、ダクト、自動制御設備を対象に実施。熱源は冷温水発生機、熱源燃料は灯油を採用する。照明設備は一部をLED化済みで、改修を機に残りの蛍光灯をLED化する。

 このほか庁舎では高圧受電設備、エレベーター、放送設備など各設備の更新、屋根改修を行う予定。エレベーターについては電気的劣化に加え、法改正に伴う安全対策が必要となっている。

 また、車庫(平成6年建設S2F688.69u)では老朽化している屋根と外壁を改修する。5年度に基礎調査結果を踏まえて改修保全計画を策定しており、事業完了までは数カ年がかかる見通し。

提供:秋田建設工業新聞社