トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2025/05/12

【神奈川】横浜国道 横環南新小雀上部工WTO発注へ

 国土交通省横浜国道事務所は、横浜環状南線新小雀高架橋の上部工事の一般競争入札について、第4四半期の入札を目指して公告する予定だ。WTO政府調達協定の対象となる。横浜環状南線延長約8・9`のうち横浜国道事務所が事業を担当する(仮)栄インターチェンジ(IC)・ジャンクション(JCT)〜(仮)戸塚IC間の一部に高架橋を整備するため、橋桁の製作や架設などを行う。工期は14カ月程度を想定する。
 横浜環状南線は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の一部で、横浜環状道路の南側区間を形成する自動車専用道路。延長は横浜横須賀道路の釜利谷JCTから国道1号と接続する戸塚ICまでの約8・9`。釜利谷JCT〜栄IC・JCT間の延長6・7`は東日本高速道路、栄IC・JCT〜戸塚IC間の延長2・2`は横浜国道事務所が事業を行う。
 新小雀高架橋は、栄IC・JCT〜戸塚IC間のおおむね中間地点に位置する。橋長は128・5b、幅員は14b。基礎工は杭基礎(鋼管ソイルセメント杭)で、上部工はPC4径間連結ポストテンションコンポ橋、下部工は逆T式橋台、張り出し式橋脚となる。今後整備を予定する横浜環状南線の調整池などをまたぐ。
 基礎工と下部工は完成しており、上部工事を本年度に発注する。工事内容はプレキャストセグメント製作工20本、架設工、支承工5基など。一般競争入札を第4四半期までに公告する見通しで、WTO政府調達協定の対象となる予定だ。
 履行場所は横浜市戸塚区。
 横浜環状南線のうち横浜国道事務所の事業区間は高架橋または盛土、切土の道路で、擁壁工や土工、道路の下部を通るボックスカルバートの整備などが進んでいる。
 横浜湘南道路と接続する栄IC・JCTでは、橋梁の下部工事、上部工事を行っており、下部工は124基のうち122基が完成。残る2基のうち1基は発注済みで、1基は基礎工が完成、躯体工事を第2四半期までに発注する予定だ。また、戸塚ICでも同様に擁壁工や歩道橋の工事などを進めている。

提供:建通新聞社