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　京都府建設交通部は12日、令和７年度予算に係る公共事業及び単独公共土木事業（箇所決定）を公表した。
　当初予算分の通常事業は、公共が４０４ヵ所・３４７億５５００万円、単独が５８０ヵ所・２００億４４００万円で合計９８４ヵ所・５４７億９９００万円（令和６年度比２・７％増）。
　防災・減災、国土強靭化のための５か年加速化対策は、公共が１８２ヵ所・１５４億７４００万円。
　これらを合計すると、公共が５８６ヵ所・５０２億２９００万円、単独が５８０ヵ所・２００億４４００万円で合計１１６６ヵ所・７０２億７３００万円（令和６年度比２・７％増）。
　通常事業を事業種別でみると、道路・街路が公共２３７ヵ所・１９９億３７００万円、単独１５１ヵ所・７０億６３００万円の計３８８ヵ所・２７０億円。河川・海岸・ダムが公共39ヵ所・３２億９７００万円、単独１８１ヵ所・４２億１９００万円の計２２０ヵ所・７５億１６００万円。砂防が公共73ヵ所・１８億６９００万円、単独87ヵ所・１４億０１００万円の計１６０ヵ所・３２億７０００万円。港湾が公共10ヵ所・１３億４８００万円、単独６ヵ所・１億６０００万円の計16ヵ所・１５億０８００万円。上水・工業用水・下水が公共19ヵ所・４５億７１００万円、単独11ヵ所・２０億５０００万円の計30ヵ所・６６億２１００万円。公園・住宅・その他が公共26ヵ所・３７億３３００万円、単独１４４ヵ所・５１億５１００万円の計１７０ヵ所・８８億８４００万円。
　主な新規事業をみると、一般府道中山向日線（大原野口交差点）（京都市西京区）について、右折レーンの設置等の交差点改良を実施する計画。総事業費は３億円を見込む。令和７年度は事業費３０００万円を計上し、測量調査、設計を行う。
　都市計画道路（御陵山崎線）（Ｃ工区）について、道路拡幅に併せて無電柱化（電線共同溝）を計画。
　事業延長は５１０ｍ、幅員は６・０（15・０）ｍ。総事業費は約４８億円を見込む。令和７年度は事業費３０００万円を計上し、測量調査、道路設計を行う。
　淀川水系・琵琶地蔵谷川通常砂防事業（京都市左京区北白川地蔵谷町）について、砂防堰堤工１基、渓流保全工を計画。総事業費は６億円を見込む。令和７年度は事業費２０００万円を計上し、測量、土質調査、設計を行う。
　淀川水系・波切不動川通常砂防事業（京都市左京区一乗寺松原町）について、砂防堰堤工１基、渓流保全工を計画。総事業費は５億円を見込む。令和７年度は事業費２０００万円を計上し、測量、土質調査、設計を行う。
　農林水産部をみると、全体の箇所数は１４２ヵ所で、事業費は６９億７７００万円（令和６年度比６・８％増）。
　当初予算の通常事業は、府営が60ヵ所・１７億３６００万円、団体営が72ヵ所・２５億０８００万円の計１３２ヵ所・４２億４４００万円（令和６年度比３・４％増）。
　防災・減災、国土強靭化のための５か年加速化対策等（補正予算）は、府営が23ヵ所・１３億１８００万円、団体営が28ヵ所・１４億１５００万円の計51ヵ所・２７億３３００万円。
　これらを合計すると、府営が69ヵ所・３０億５４００万円、団体営が73ヵ所・３９億２３００万円の計１４２ヵ所・６９億７７００万円。
　通常事業を事業種別でみると、農業農村整備が府営28ヵ所・８億６５００万円、団体営30ヵ所・８億３９００万円の計58ヵ所・１７億０４００万円。森林保全整備が府営28ヵ所・７億９１００万円、団体営32ヵ所・１１億４０００万円の計60ヵ所・１９億３１００万円。漁港漁場整備が府営４ヵ所・８０００万円、団体営10ヵ所・５億２９００万円の計14ヵ所・６億０９００万円。
　主な新規事業をみると、横輪池地区（亀岡市曽我部町寺）において、農村地域防災減災（防災重点農業用ため池緊急整備事業）に着手する。
　京都府が事業主体となり、ため池の堤体などの改修を行うもので、総事業費は３億８２００万円を見込む。令和７年度は事業費３０００万円を計上し、実施設計一式を行う。事業期間は令和７〜11年度。