トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

秋田建設工業新聞社
2025/05/13

【秋田】秋田市のユアシス改修など大型事業の落札者決定/6月議会に契約議案

 秋田市が発注する大型建築・土木案件が9日に開札され、雄和ふるさと温泉ユアシス大規模改修工事の建築を伊藤工業・珍田工業・加藤建設、(仮称)秋田市水防センター建築を中田・林・粟野、秋田南大橋の補修を住建・加賀屋・ユナイテッド計画、日新小学校の旧校舎解体を住建・藤重・ユナイテッド計画の各特定建設工事JVが落札した。いずれも6月議会での契約承認を経て本契約する。

 観光振興課が所管するユアシス(RC2F1,720.13u、雄和神ケ村字舟卸145−2)の大規模改修は、建築を伊藤工業JVが4億7,850万円で落札。機械設備は5億9,390万円で山二施設・羽後設備・山岡工業、電気設備は1億4,398万円で日本海・加島の各特定建設工事JVが落札した。

 施設の1階は温泉やレストラン、休憩室、2階は大広間や休憩コーナーなどで構成。内外装改修、設備機器更新、大浴場改修(白湯新設、サウナ室の拡幅)、宿泊室の洋室化などを行う。改修設計は松橋設計が担当した。工期は8年7月31日で、同年秋のリニューアルオープンを目指す。

 防災安全対策課が建設する(仮称)秋田市水防センターは、2億8,600万円で中田JVが落札。電気設備と機械設備も今月中に公告するほか、年度内に防災無線を日本無線と随意契約する。センターは、秋田河川国道事務所が同市四ツ小屋に整備中の秋田地区河川防災ステーション敷地内に鉄骨造平屋建て、床面積474.77u(別棟のボンベ庫1.62u含む)規模で建設する。

 会議室、水防団待機室、収納庫、事務室、水防倉庫、自家発電機室、防災展示コーナー、男女トイレ、多目的トイレなどを設け、水防団の活動拠点(災害時)とするほか、防災に関する情報の展示などを行い、防災学習の場としても使用する予定。基本・実施設計は松橋設計。災害時向けの運用は8年度からを予定している。

 道路維持課が所管する豊岩御野場線・秋田南大橋(L689m、W15.3m、11径間)は架設から25年以上を経過し、内部(箱桁)の漏水、広範囲にわたるコンクリート部材のひび割れが発生している。

 補修工事は5億2,350万円で住建JVが落札した。工事では9,913uの舗装工、延長15mの伸縮装置交換、2,570uの防護柵塗装、ひび割れ補修、断面修復、1,760mの区画線工を9年12月17日の予定工期で行う。補修補強修正設計は創研コンサルタントがまとめた。

 4月に新校舎の供用を開始した日新小学校では、旧校舎解体工事を3億2,600万円で住建JVが落札。屋体棟(昭和49年建設S1F836u)、普通・特別・管理室棟(昭和48年建設RC4F3,817u)、普通教室棟(昭和47年建設RC4F2,098u)の解体、舗装・工作物、樹木類など外構の解体を実施する。

提供:秋田建設工業新聞社