京都府は、国土交通省の要請を受け、府の流域下水道の管路の特別重点調査を実施する。
令和7年1月に埼玉県八潮市で発生した下水道管路の破損に起因すると考えられる道路陥没事故を受け、3月に国交省が設置した「下水道等に起因する大規模な道路陥没事故を踏まえた対策検討委員会」による提言がなされ、同省から都道府県等の下水道管理者に対して下水道管路の特別重点調査が要請された。
この要請を受け、京都府においても、「京都府流域下水道大規模下水道管路特別重点調査等事業」として調査を行う。
調査対象は「内径2m以上かつ1994(平成6)年度以前に設置・改築された管路」とされており、京都府においては、桂川右岸流域下水道の東幹線(内径2000×2985o、延長3・5q)、木津川流域下水道の宇治幹線(内径2400o、延長5・8q)、綴喜幹線(内径2000×2200o、延長4・2q)の計13・5q。
事業費は約4700万円と見込み、令和7年の単年で完結する予定。