トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(埼玉)
2025/05/14

【埼玉】蓮田市 南中学校大規模改修へ21億円、まずはリースで仮設校舎調達へ

 蓮田市は蓮田南中学校(蓮田1519)の大規模改修工事を行う。今年度から4カ年継続事業として着手。まずはリースによる仮設校舎の設置に取り掛かり、その後に校舎を改修する計画だ。工事は3工種に分け、それぞれ年度後半に一般競争入札を公告する予定。年度内に議会での承認を経た上で、本契約を結び着工する見通しだ。
 校舎改修工事費は当初予算で4カ年継続21億7609万2000円を確保。継続費の内訳は▽25年度=1121万円▽26年度=8億7042万円▽27年度=8億7042万円▽28年度=4億2404万2000円――となる。
 仮設校舎借上げ費用については、昨年度の当初予算で4億4715万2000円を28年度までの債務負担行為に設定済み。
 現況校舎は1979年の竣工から40年以上が経過。老朽化が進んでいるため、普通教室棟(RC造4階建て、延べ床面積2790u)と特別教室棟(RC造4階建て、同2529u)の2棟を主な施工対象とする。
 工事は建築・電気・機械設備の3工種に分けて、老朽化した部分の全面的改修に当たる。内外装を改修しバリアフリー化も施す。トイレについては、便器の洋式化と床の乾式化を図る。そのほか、既存の照明をLED化し、古くなった空調設備は更新する。
 校舎のほかには、普通教室棟と体育館をつなぐ渡り廊下(S造平屋、延べ床面積60u)も改修対象とする。さらに駐車スペースが不足していることから、駐車場の拡張と再舗装を行う。車いす使用者用駐車場も設置する計画だ。
 設計業務については、カトウ建築事務所埼玉事務所(さいたま市、電話048−762−9767)が担当した。
 体育館においては老朽化が確認されているものの、現段階で具体的な改修計画は決まっていない。まずは校舎を優先して長寿命化を図る。

提供:埼玉建設新聞