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　一般社団法人新潟市建設業協会は１４日、新潟市中央区のＡＮＡクラウンプラザホテル新潟において２０２５年度定時総会を開いた。
　開会に先立ち、新会長の藤田直也氏（新潟藤田組取締役社長）が４月の理事会で市村稿前会長から辞任の申し出があったことを説明するとともに、協議の結果、２６年度定時総会終結まで会長を務めることを報告。その上で「担い手不足に対応するため、働き方改革やＩＣＴ活用による生産性向上等が必須の状況。このような課題に対応するためにも協会がさらに結束を強めて新潟市など関係機関に要望活動を行いたい」と語った。２人体制だった副会長は野澤勝氏（丸運建設代表取締役）が１人で担う。
　議事では２４年度業務概況報告および収支予算を審議したほか、２５年度事業計画および収支予算の報告が行われた。２５年度事業計画には、公共事業の安定的・持続的な事業量と予算の確保、発注者の義務または努力規定とされている事項の徹底に関する行政への要望に加えて、時間外労働の罰則付き上限規制の適用など改正労働基準法に対応すべき周知とともに週休２日や長時間労働の是正に向けた取り組みのさらなる推進、災害時における協力体制強化とその後の検証など９項目を盛り込んでいる。そのほか、理事を辞任した市村氏の後任には馬場康氏（加賀田組代表取締役社長）を選任する議案を承認した。