愛媛県土木部は、西予市野村町野村で肱川に架かる国道441号「野村大橋」と市道橋「新石久保橋(仮称)」の各橋梁を整備するため、2025年度にそれぞれ工事を発注する。野村大橋については上部工、新石久保橋については下部工(橋脚1基)と上部工を発注する。野村大橋上部工の発注時期は調整中で、新石久保橋については、今のところ下部工と上部工に分け、上半期中の発注を目指して準備中としている。
野村大橋の工事概要は、橋長66b、幅員12・0(車道6・0、歩道3・0×2)bの2径間連結PCコンポ桁橋の製作と据え付け工事。肱川の河川改修(河床幅拡張)に合わせて架け替える。25〜26年度で5億円程度を投じて上部工工事を施す計画。現在、既設橋の解体に着手しており=写真、25年度には橋台1基(A2)と橋脚1基(P1)の整備と並行して桁製作を進める予定。設計は芙蓉コンサルタント(松山市)が担当した。
新石久保橋の工事概要は、下部工が壁式橋脚1基(P1)、上部工が2径間連続ポステンテンション方式バルブT桁橋で、橋長55・4b、幅員5・0(6・2)b。肱川の河川改修に伴い、西予市から受託し、現在の石久保橋(市道石久保橋線)を架け替える。橋台2基については施工済みで、25〜26年度で橋脚と上部工を整備する。総事業費は約3・5億円。設計は地圏総合コンサルタント四国支店(新居浜市)が担当した。
提供:
建通新聞社