東温市は、「重信川最上流のまちから拡がるスポーツ交流プロジェクト」の一環として、東温スポーツフィールド整備事業を進めており、スケートパーク整備やサッカー場の芝張りなど5件の工事の一般競争入札を早ければ6月中にもそれぞれ公告する。
重信工業団地前の桜づつみ公園〜重信川緑地公園多目的グラウンド(県警察機動隊西側)までの河川敷約7fを対象に、サッカー場をはじめ舗装・未舗装が入り混じるコースを自転車で周回するシクロクロスコースや県内最大級のスケートボード場など「レジャー・スポーツの一大拠点」を整備する計画。A・B・Cの3エリアに分け、順次工事を進めていく。
Aエリア(約3・5f)では現在、一般用2面と子ども用1面のサッカー場の整備が完了しており、2025年度に一般用2面の天然芝張り工事を発注する。芝生の種類はバミューダグラス(夏芝)とライグラス(冬芝)で、施工面積は約1万8000平方b。芝生の養生期間は約1年。また、サッカーグラウンド用の散水設備工事も発注する。
この他、駐車場約200台分、トイレ棟、観覧スペースなどを整備する。子ども用のサッカー場は真砂土の状態のまま6月1日から、一般用は27年4月から供用を開始する。
Cエリア(約1・5f)には県内最大級のスケートボード場を整備する。現場打ちコンクリートで、セクション(競技用の造形物)数は13。面積は2270平方b。駐車場は約100台分。スケートボード場の整備工事の他、駐車場のアスファルト舗装やスケートパークの観覧席(土工事)、園路、階段工事なども別途で6月ごろに発注する。
加えて、遊具の移設工事も同時期に発注する。みんなの広場と緑地公園にある複合遊具やスイング遊具など既設8基を新たに整備する遊具ゾーンに移設する。Cエリアの供用開始は26年4月。
Bエリア(約2f)には全長2`の本格的なシクロクロスコースと練習ゾーンを整備する。駐車場は約50台。26年度に工事を発注し、27年4月に供用を開始する。
この他、3エリアに隣接する位置に、総合窓口などを備えた交流拠点施設も整備する。25年度で実施設計を新たにまとめ、26年度に工事、27年度に供用を開始する。
総事業費は約9億3000万円。全体の詳細設計は荒谷建設コンサルタント(松山市)が担当した。
なお、この東温スポーツフィールドの愛称については、「CRO×SPO(クロスポ)東温」に市民からの公募で決まっている。
提供:
建通新聞社