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北陸工業新聞社
2025/05/19

【福井】若い世代へ魅力を発信/福井県解体工事業協会が総会/25年度事業決める/矢野会長9期目再任

 一般社団法人福井県解体工事業協会(矢野智孝会長)の第5回(通算32回)の通常総会は15日開かれ、任期満了に伴う役員改選において矢野会長を9期目再任し、2025年度の事業計画・収支予算案なども、すべて原案通り了承した。
 会場は、福井市西開発4丁目の県自治会館で。
 矢野会長(50)が冒頭挨拶。会の目的である解体工事業の普及啓発や、資質と地位の向上を改めて強調。その上で、上部団体の公益社団法人全国解体工事業団体連合会(全解工連)の最新動向を紹介し「若い世代に解体業の魅力を発信へ、青年部の設立が有効」と見て、北陸ブロック(新潟・富山・石川・福井の4県で構成)も機敏に応えたい意向を示した。
 また来月、欧州解体協会(EDA)の大会に日本から10社ほどが参加し、矢野会長が全解工連の技術安全委員長として大会発言(プレゼン)に臨み、魅力アップの一助に努めることも報告した。
 24年度は、積極的な事業展開が奏功し、賛助会員か4社増えて59社(正会員は20社維持)となった。25年度も引き続き、解体工事業の普及啓発、解体工事向上の講習・研修会の開催、会員入会促進、情報収集と適切な応談、官公庁と関係団体等へ要望協力など、果敢に取り組む方針とした。
 閉会挨拶は、今期で副会長を退任する北川賢一氏(北八建設)が述べ、役員の世代交代を進めることで活性化を図り、ますます協会が発展するよう、心から願った。

役員の方々(敬称略)
■会長
矢野智孝 吉勝重建
■副会長
(新)谷口淳 フクイ解体
■理事
北川賢一 北八建設
元井康治 元井建設工業
明石知孝 サカエ
柳原丈哲 柳原興業
川崎彰  ファーストクリーン
■監事
瀬尾敬太郎 コーフク商運
■顧問
矢野勝士  吉勝重建
山浦光一郎 県議会議員

小浜−京都ルートで団結

 協会顧問で県議の山浦光一郎氏が、総会後に講演した。県政報告し、アリーナ建設産業常任委員会(委員長)として地元説明会に尽力するなど。
 また北陸新幹線の早期全線開通に向けた運動(敦賀以西)の最新情報も提供した。既決の小浜―京都ルートにおいて、沿線自治体が一致団結し、取り組む必要性を改めて強調。地域住民とともに「今後も一体感と連帯感を深めながら、強力に運動を展開していく」などと抱負を示した。

hokuriku